デンジャー・クロース 極限着弾/Danger Close: The Battle of Long Tan

本作にあるのは、少しでも気を抜いたら即死、という殺伐とした現実なのです。ただただ被弾しないよう祈ることしかできない状況なのですね。
しかも戦況はかなりの数的不利。まるでアラモの砦。そして本作のベトコン兵たちはあまりゲリラ戦法を使わず、非効率にも旧日本軍のように正面からの突撃を繰り返します。
しかし、これが怖い。撃てども撃てども、相手の数はなかなか減らず、絶えず突撃をしてくるのです。とても綺麗事が入る余地はありません。
この極めて劣勢な状況をキレイゴト無しに見せつける作風はリドリー・スコットの『ブラックホーク・ダウン』に近いです。あれもまた殺伐たる戦争映画だったので僕は大好きです。
監督:クリフ・ステンダース
出演:トラヴィス・フィメル、ルーク・ブレイシー、リチャード・ロクスバーグ、ダニエル・ウェバー、ウリ・ラトゥケフ、マイルズ・ポラード
脚本:スチュアート・ビーティー、ジェームズ・ニコラス、カレル・セガーズ、ポール・サリバン
原題:Danger Close: The Battle of Long Tan
製作年:2019年
製作国:オーストラリア
時間:118分
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