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僕はイエス様が嫌い

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僕はイエス様が嫌い
サン・セバスチャン国際映画祭で最優秀新人監督賞を受賞した奥山大史監督の長編デビュー作。「僕はイエス様が嫌い」の英題が「Jesus」、冴え渡るセンス。
なかなか魅力的かつ不思議な小品。小さなイエス様は突然現れて主人公の由来(ゆら)の願いを叶える。願い、と言っても大上段に振りかぶったものではなく、転校先の同級生である和馬ともっと仲良くなれますように、とかお金が欲しい、なんていうことを学校の礼拝堂や自宅の風呂で呟くように祈るのだが、それらはさりげなくしかし意外な形ですんなり叶う。
しかし和馬が交通事故に遭遇してしばらくはなぜかそのイエス様は現れない。祈りは届かず、しかし和馬を追悼する礼拝で弔事を読み上げているまさにその最中、これまた唐突に現れるイエス様。
なんで今。肝心な時に出てこないし。
あろうことか由来はそれをいきなり叩き潰す。
イエス様はどうやら由来にしか見えていないようだが、転校前の学校はミッション系ではなく、この転校先での礼拝やらお祈りやらに馴染めなさと違和感を抱いていた中での唐突なイエス様の出現は、恩寵のある種の「不合理さ」、恩寵を受けられる人間の「資質」についてのさりげない考察。あるいは「神の沈黙」について。
学校の廊下や雪に覆われた校舎、家庭の食卓などの固定ショットの反復、中盤までの水平なショットからの後半、和馬が死んでからの俯瞰気味のショットへのさりげない転換。しかしあの由来の家庭の食卓の暗さは何なんだろうかね。
冒頭で由来の祖父が障子に指で穴を開けて外を覗くと、突然表情が何かを発見したかのような驚きに満ちたものに変化する。その後で死んでしまう祖父はここにしか出て来ないが、ラストで由来が同じ動作を反復するのがよい。
由来とその祖母が祖父の仏壇に並んで向いている仏壇側からのショット、由来と祖母の関係性を表すための実際的なカメラ位置ではあろうが、とは言え死んだ祖父があちら側から覗き込んでいるようにも見える。小さなイエス様と死んだ祖父は同じに見えた。由来の両親役に青年団の木引優子と秋山建一、演劇好きとしてはそちらの繋がりが少し気になる。

監督:奥山大史
出演:佐藤結良、大熊理樹、チャド・マレーン、木引優子、ただのあっ子、秋山建一、大迫一平、北山雅康、佐伯日菜子
制作:閉店宣言
脚本:奥山大史
音楽:名村武、柴田ゆりこ
上映日:2019年05月31日
制作年:2018年
制作国:日本
時間:76分

ストーリー


おばあちゃんと一緒に暮らすため、東京から雪深い地方の小学校へと転校することになった小学生ユラ。転校先の新しい同級生たちと行う礼拝というものに戸惑いを感じつつも、次第に慣れてくる。
ある日、お祈りをしていると目の前にとても小さなイエス様が現れる。そのイエス様にお願いしたことは必ず叶えられ、ユラはイエス様の持つ力を信じるようになっていく。
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